2009年1月24日土曜日

地震:ひとつの反省 INBio理事長のコラム

 コスタリカ人が直面するこの悲劇を分析することで、とてもいろんな視点が導き出せます。
 サラピキ断層から生じた激しい地震は、人命、住居、道路それに基本インフラの他の構造物の消失をもたらしました。人々の悲しみは相当なものです。国の経済は、物理的な破壊の修復の費用の捻出に多大なインパクトを受けるでしょうし、農業・工業観光にも深刻な影響をもたらすでしょう。
 私たちと自然との関係の理解の重要性を学ぶにはこれ以上のものはないでしょう。今、このことを目のあたりに見るのは簡単ですが、何年も前に自分たちが地震の脅威にさらされていることを十分に知っていたら、少なくともいくつかのことははっきりと違う結果をもたらしていたと思います。多雨な気候と急峻な地形と結びついた不安定な土壌の被災地の活断層の存在を知っていれば、道路、建造物、集落の設計と配置に十分な配慮が必要でしょう。これを無視したコストはとても甚大なものになってしまいました。
 ”願わくば、今回の悲劇が私たちに自然への畏敬が私たちの文化の一部になってもらいたいものです。”
 地質学者たちは、科学的証拠が類似の甚大な危険を示している場所が(国内の)他の場所にもある、と明言しています。
 では、この問題を直視し、この国の自然的特徴からくる危険や産物を減らすには、私たちはどうすべきでしょうか?土地利用に規制をかけるのでしょうか?
 しかし、同様あるいはもっと重要な問題があることを忘れてはいけません。生物種や生態系の破壊や消失、私たちもそれを引き起こしている、気候変動問題です。
 今回の悲しい出来事で、私たちが反省し、認識を新たにし、行動を改めてもらいたいものです。自然への畏敬を私たちの文化の一部にしてもらいたいものです。そうするのは私たち次第です。
(R.ガメスコスタリカ生物多様性研究所INBio理事長が2009年1月のEl Financiero紙のコラム欄へ投稿記事:城殿仮訳)

2009年1月22日木曜日

1月15日 モンテベルデから支援とお見舞いのお礼

友人の皆様、

モンテベルデ保全連盟(MCL)及び子供達の永遠の雨林(BEN)より
ご挨拶申し上げます。

過日2009年1月8日にわが国に起きた地震に際して、たくさんのご支援とお見舞いを頂きましたことにお礼申し上げます。

コスタリカは小さな国ですので、地震はその全土と周辺地域において感じられました。しかしながら、私達のコミュニティーでは大きな損害はありませんでした。また、「子供達の永遠の雨林」においても大きな問題はありませんでした。ただ、非常に多くの人々と保全に関わった人々が重大な影響を受けたことも事実です。

コスタリカは現在喪に服しています。そして私達はとても悲しい時を過ごしています。多くの人命が失われ、家、農場、ビジネス、道、そして橋が破壊されたのです。生態系も重大な影響を受けています。というのも多くの被災地は森で覆われていたのに、地滑りや洪水で消滅してしまったからです。

MCLは、地方組織と協力してアランフエラのサンカルロスから地震の影響を受けたコミュニティーに必要物資を輸送することに同意しました。更に、地震により被害がなかった国中のコミュニティーからも協力の申し出が出されています。もちろん世界中から届いている援助も忘れてはいけません。

このメッセージと共に地震の被害の状況をお伝えする写真を送ります(地震の前後の様子がよくわかると思います)。また、震源から「子供達の永遠の雨林」までの距離がはっきりわかる地図も添付します。

皆様方の関心と連帯に感謝致します。

敬具
ユベール ロドリゲス
代理代表役員
(和訳:楠茂幸)

2009年1月11日日曜日

コスタリカの地震

**1月9日城殿さんから**

じゃんぐるな皆さんへ

すっかりご無沙汰しています。昨年12月に当地にもどってきてからおとなしくしていました。今週から職場が始まりましたが、一時帰国からもどって1週間ほどで年末年始休暇に入ったので、すぐには仕事モードとはいかないようです。

そんななか、こちら時間の午後2時少し前にコスタリカの中央盆地に強い地震がありました。震源は皆様もご存じのポアス火山から7キロほど南東の地下深くということです。サンホセ、カルタゴも強く揺れ、一時停電や電話が不通になったということですが、被害はアラフエラ、エレディア両県にまたがる農村部が特にひどいようで、ヘリコプターからの映像では地滑りで道路が寸断され、通行途中の車が崩落した土砂で押し流されている場面が目につきました。一部孤立した集落や住民もいるようです。今のところ死者は5名とほかにけが人の報告があるだけですが、道路やインフラの被害は調査が進むにつれて増大していくと思います。ニカラグアのカリブ海側南部でも大分揺れたようですが、住民が大騒ぎしたくらいで、大した被害はなかったようです。みなさんとは縁の深いモンテベルデやグアナカステには被害はないようですが、関係者にはお見舞いを伝えておきました。

城殿 拝

**甲斐さんから**

こんにちは。
彼の方からも改めてメールで、モンテベルデは心配ないとのことです。
地震については、地元テレビ局のテレティカ(キャナル7)のウェブで見なさいとのことです。
http://www.teletica.com/
のVIDEOSのTelenoticiasをクリックすれば、ニュースで放映された映像が流れます。スペイン語ですが・・・

Sayori Kai

**モンテベルでのロヘルから**

一美 さんへ、
 私たちのことを心配くださって大変感謝しています。ACGの連中や家族はみな大丈夫です。でも、サラピキ地区(今回の地震で最も被害を受けたところです。ポアス火山から南東へカリブ海側に面した地域です:城殿注)にいる知人や友人が地震で直接被害を受けたのではないか、心配です。コスタリカのことを気にかけてくださってとてもうれしいです。それでは、また。(ロヘル)

**ロヘルから城殿さんへ**

やあ、ヒロシ。
 僕たちのこと心配してくれて有難う。ここ、ACGの皆や家族は元気だよ。でも、地震の直撃を食らった地域の知人のことが心配だよ。
 数分前に、サンタ・ローサの上空を被災者救出のために4機の外国(たぶん米国の)の大型ヘリコプターが過ぎ去っていきました。まだ、孤立した人たち、地すべりの土砂で押し流された車、行方不明の人たちがいるようだ。
 まったく、コスタリカにとって、とんだ年始になってしまったよ。ありがとう、君も元気でね。
(ロヘルより、1月9日サンタ・ローサ)

2009年1月2日金曜日

モンテヴェルデ便り

モンテヴェルデ保全連盟 アメリカ支部 電子ニューズレター2008年12月

吉報です! 子供達の永遠の雨林による土地買収のお知らせ!

MCLの臨時役員ユベール・ロドリゲスから連絡が入りました!
2008年12月18日に、モンテヴェルデ保全連盟はオルヘ・バディージャ氏の115エーカーの土地を購入する契約を結びました。これによりそこは「子供たちの永遠の雨林」の一部になり永久保護の下に入ります。この美しい、原始そのままの森はBEN(「子供達の永遠の森」のスペイン語表記の省略形)に境界を接していて、重要な川の上流部を保護しているのでこれが加わる事はとても重大な意味をもつのです。寄付をして頂いた、心ある子供達や大人の方々からの支持が無ければ決してできなかったことができたのです。ここにその写真を送ると共にとその土地についてと契約条件についてのユベールの発表をお知らせします。

左の写真: 契約にサインするオルヘ・バディージャ(中央)とMCLの弁護士。
右の写真: BENの南側境界にある「ベルバード太平洋斜面回廊」に位置しています。

左の写真:オルヘ・バディージャ(中央)と二人の監視員。
右の写真: 新たに購入した中心的な森の景色


親愛なる友人の皆さん、
私達がオルヘ・バディージャの農場を訪ねたとき、GPSを使ってその土地を特定しその北側の境界が完全にBENに接していることが分かりました。その土地の南側と東側の境界はアランフエス河によって成り立っているので、その河の主たる水源のいくつかがその土地の中にあるのです。この土地の購入により、BENの境界が自然の境界(例えば河といった)によってよりはっきりとすることができ、ハンターやその他の危険のBENへの侵入を防ぐことができるのです。また、この取引を公的なものにすることによりその土地の売却希望価格を低くすることができるのです。最終交渉価格は1ヘクタール当たり1,250米ドルとなりました(これは本年中に出た希望価格で最も安いものです)。

この土地は「ベルバード太平洋斜面回廊」の中に位置しその100%が森林となっています。最初の写真には、その購入した土地がオルヘ・バディージャ氏(中央)と二人の森林監視員の後ろに写っていて、その土地の入り口で撮られたものです。2枚目の写真はオルヘ・バディージャ氏の土地からの景色ですが、アルンフエス河の向こうに広がったいます。
この交渉により、BENとその周囲との関係をより強くすると思われますし、この保護区の境界をより強固なものにすることでしょう。

敬具
ユベール・ロドリゲス
モンテベルデ保全連盟


BENへの旅が100ドルお得に
6月のBENへの旅行予約をしましたか?
1月5日までに200ドルの予約金をお支払い頂きますと「早いものスペシャル」として100ドルの値引きをさせて頂きます。6月10日から23日、もしくは6月22日から7月5日までのエコツーリズムの詳細をご参考下さい。年頭に申し込むと1,795ドルになります。

MCLアメリカ支部
1128 Weidman Road
Town&Country, MO 63017-8445
U.S.A.
314.878.8427
info@mclus.org,
www.mclus.org